1.0→2.0 製品から顧客へ
フィリップ・コトラーは「マーケティングとは社会価値の創造である」という命題を掲げた研究者であり、既存の問いを深化させるドラッカー的「進化」の視点に対し、時代に応じて問いそのものを変える…
企業戦略、業界再編、経営者の意思決定に学ぶレポート。
フィリップ・コトラーは「マーケティングとは社会価値の創造である」という命題を掲げた研究者であり、既存の問いを深化させるドラッカー的「進化」の視点に対し、時代に応じて問いそのものを変える…
2000年代に入るとインターネットの普及で情報格差がほぼ消え、リーマンショックによる企業・金融機関への不信、社会的不平等や環境問題への関心が重なった。この転換の中でMarketing …
与えられた90分を、あえて85分ちょうどで終わらせた。全員が持ち時間を超過する会場で、それは技術の誇示ではなく 運営が壊した時間の流れを自分の話速で元に戻す作業 だった。この回のプレゼン論は、内容論ではなく時間と動線の設…
AIを入れても生産性が上がらないのは、AIのせいでも導入量のせいでもない。6つの段階のどこで機会損失が漏れているかの問題である。その場で描かれたフレームワークと、日米の到達段階…
前回の勉強会で配った自作フレームワークを、講師自身が批判的思考で読み返したところ、一箇所だけ致命的な穴が見つかった。「AIはアシスタントである」という文化作り――一見もっともら…
「AIが出てくれば若い人が有利になるはずだ」という直感を、講師が二つの古典理論で真っ向から否定した回。テイラー主義(1911年)とインサイダー・アウトサイダー理論(1988年)…
指標の穴を扱う講義の途中で、ある参加者の一言をきっかけに、この日いちばん厳しいやり取りが起きた。何を「調べた」と呼ぶのか。そして、相手が数字を出してこないときに、何を質問すれば実態が見えるのか。…
本パートは市場動向・時事トピックとしてのAIと自動車業界を扱う。藤川氏はLLMの本質を「テイラー主義の究極体」と位置づけ、知識獲得のボトルネック解消、行動パターンの標準化、機械が人間の…
本セッションは「量子コンピューターについてなぜ話さなかったのか」というタイトルのもと、AI技術の学習方法を体系的に整理し、それぞれの方法論が人間の思考パターンとどう対応するかを論じたうえで、現在のAIに決定的に欠けている…
この回の後半、マイキー氏がフレームワークの設計論から実際の提案資料に話を移したところで、議論の性格が一変した。理論から、日本企業に何をどう売るかという実務へ降りたのである。そこ…
AIを導入したのに労働時間が減らない、むしろ増えているという逆説を、19世紀の石炭消費の逆説(ジェボンズのパラドックス)から読み解く勉強会レポート。
本レポートは、EVのメンテナンス性を巡る座談会、経営理論(キャズム理論)の講義とディスカッション、BYDの市場戦略分析、そしてNPO法人の子供食堂支援事業報告という4部構成のミーティン…
量子コンピューティングには超伝導・イオントラップ・冷却中性原子・シリコン・光の5方式がある。これまでの量子コンピューターは「ノイズありの中規模デバイス(NISQ)」として運用されてきたが、2025〜2026年にかけてこの…
この回の後半は、マイキー氏が長谷川氏と小賀氏のために前夜に組み上げたコンサルティング資料の解説に充てられた。ただし解説は資料の中身からは始まらなかった。「そもそもフレームワーク…
この回の冒頭十五分は、マイキー氏がソウルのホテルから中継で参加し、その日の打ち合わせについて話すところから始まっている。形式としては雑談だが、内容は韓国エンタメ産業の収益構造分…
LVMHは傘下約70ブランドの個別売上を原則非開示とする戦略を採り、BCGやベインでさえ非公開とする情報を、マイキー氏が1日・約10〜12時間で複数ソースから逆算した実例を紹介する。持…
ドラッカーが1954年の『現代の経営』でマネジメントを体系化して以降の議論を出発点に、マネジメントの核心を「組織のシステムに命を吹き込むこと」と定義する回。機械と人間を分ける最大の違い…
この回は、講師が唐突に出した一つのクイズから始まった。マグニフィセント・セブンと呼ばれる7社のうち、マイクロソフトの決算期末は6月、アップルは9月、アマゾン・アルファベット・テスラ・メタは12月31日、そしてNVIDIA…
指標の穴を一般論で語る回ではない。ROEの分解式を開き、どの項目が経営者の意思でいちばん簡単に動くのかを特定し、実在の企業でその痕跡を確かめる、という作業手順そのものを扱った90分の記録。…
この日のセッションで、マイキー氏は自分の過去の予測に対する答え合わせを何度も行っている。「決算の時にグーグルが最強になるよと言った通りでしょう」「TPUがやっと来ましたよ、前田…
経営戦略のフレームワークは、教科書に書かれた順番どおりに使うものだと思われている。この回の中心は、その前提そのものを疑う議論だった。VRIO分析はV(価値)からではなく、O(組…
プレゼンテーションは「内容ではなく感情を伝えるもの」という前提から出発し、「落として上げる」フレームワークの構造を解説する。渡辺氏が当初「マイキーさんはIQ150で優秀」と褒めるだけで…
この日の後半は、参加者のひとり——形成外科医であり研究者でもある方——によるプレゼンテーションと、それに対する複数の参加者からの応答で構成された。テーマは一見きわめて個人的であ…
「多くの人が物語に触れていない」という前田氏の指摘を起点に、ちいかわ・サウスパーク・鬼滅の刃を比較しながら物語消費の変化を読み解く勉強会レポート。
この回の前半は、経営理念の講義と、それをめぐる参加者の議論に費やされた。論点は「理念を持ちましょう」という規範論ではなく、もっと手前にある。自分の事業でなぜ収益が発生しているの…
この回の後半は、前日に行われた外部セミナーの報告から始まっている。報告者はキクりん氏で、彼はマイキー氏の隣で一部始終を見ていた。彼が最初に置いた言葉は感想ではなく数字だった。参…
「納得がいかない」。研究者にとってそれは理論を進化させる入口であり、多くの経営者にとっては排除すべきノイズである。同じ現象に対する態度の違いが、学問と実務のあいだに溝を掘っている。…
前半の経済思想史パートで前田氏が弁証法の系譜を整理したのを受けて、マイキー氏が「これをもう少しミクロ的に、皆さんに分かりやすいように説明します」と引き取ったのがこのパートである…
この回の最後のセッションで、マイキー氏は参加者に問いを投げた。「今後ビジネスをやっていく上で、インサイトとニーズの違い、これを説明できる方はどれぐらいいらっしゃいますか。例え話…
「Palantirのエコシステムで一番強いのは、どうでもいい精神が強いところ」。突拍子もない一言から始まった解説は、知識の構造化、暗黙知の吸い上げ、標準化とアイデンティティの消滅、そして逆張りという生存戦略まで一続きに繋…
宮崎県の食品加工業で働く静か氏との対話から広がった、女性のキャリア戦略を扱う。男性と同じレッドオーシャンを避け、「男性がやらないこと」にレアスキルを積み上げるブルーオーシャン戦略、そし…
この日のセッションは、前田氏が用意した「コモンズの悲劇」の講義から始まった。テーマ自体は経済学の教科書に載っている古典だが、この回が面白かったのは、講義がその場で三度にわたって…
前半のマーシャル講義で示された「二項対立を噛み合わせる第三の点」という枠組みが、そのまま実在の企業に当てはめられた。ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンという二枚の刃に対し、エリック・シュミットが留め具として何をしたのか。こ…
値上げしても客が離れない商品は、どう設計されるのか。パン屋という最小単位からプラットフォーマー、スターバックス、そして「バズってしまった」中小企業の事例まで、囲い込み戦略を経営基盤の問題として扱った回の記録。…
ロンドン地下鉄の全面ストから話は始まった。フランス、Amazon、産業革命期の紡績業、2010年前後の中国工場。歴史を並べると、労働争議のあとには決まって設備投資と自動化が来て…
このセッションの主題は、一言でいえば「チェーン店の出店立地には二種類しかない」という単純な分類である。ひとつは駅前・繁華街・幹線道路沿いといった、すでに人が集まっている場所。も…
製造業の国内回帰、マーケティングから営業へ、無形資産から有形資産へ、デジタルからアナログへ。バラバラに見える5つの揺り戻しが同じ時期に重なるのは偶然か必然か。思想の分断から消費…
休憩を挟んだ後半は、マーシャル論から一転して実技になった。前回の講義で扱ったマクロ/ミクロ・抽象/具体の二軸を、参加者が課題として提出していたのだが、前田氏の講評は厳しい。「あそこに上がっていたもののうち、僕には基本的に…
マーシャルの有名な比喩「紙を切っているのは上刃か下刃か」を、講師は刃ではなく 留め具 のほうへ引き寄せて読み替えた。二つが対立したままでは何も動かない。動かすのは、二つを噛み合わせている第三の点である。…
ワルラスの一般均衡論を、教科書的な数式解説ではなく「どんな時代背景が、どんな問いを生んだのか」から読み直した回。パレート最適とパレート改善の決定的な違い、そして部分均衡/一般均…
王様がパン屋を支配し、パン屋が自由になり、パンが売れ残り、客の気持ちが問われる。断片的に積み上げてきた経済思想史の講義を、一つの比喩で串刺しにして全体像を復元した回。個々の学者…
本パートは、古典的な成長理論が見落とす「資本の質」という論点と、それを100年先取りした企業経営の実例を扱う。新古典派の成長モデルは資本ストックを一度計上すると価値が固定されたまま扱う…
この日の講義は、マルクスの商品論をどこで切り上げるかという問題から始まった。前田氏は労働価値説の系譜——アダム・スミスから引き継がれた「価値は労働量に準拠する」という前提——を…
なぜ日本のブルーオーシャン戦略は「隙間探し」になったのか。境界線(バウンダリー)の再定義とサーチの幅、そしてキム&モボルニュが2023年に打ち出した第3の理論までを、講義とQ&Aから再…
今回の勉強会では、プレゼンテーションの本質的な目的から出発し、聴衆の感情を動かして行動につなげるための構造設計が体系的に解説された。プレゼンの型は「キャッチコピー → プロブレム → ソリューション」の3段構成であり、本…
企業や個人の間に生じる力関係を性格や能力ではなく投資構造・契約条項の帰結として説明する「ホールドアップ問題」から、交渉力の設計原理を扱う勉強会レポート。
「現実/理想」を横軸、「主観/客観」を縦軸に取った一枚の図が持ち込まれた。人はなぜギャップを埋めずに埋めたふりをするのか。その仮想的な埋め合わせを、作者は「マイナスの理念」と名づけた。…
冒頭は雑談パートだが、マイキーさんの「他人の評価をコントロールしない」という一貫した思考様式が明確に語られており、後半の投資哲学・コミュニケーション論とも通底する重要な内容。
このパートは前田氏の理論に対する参加者からの質疑を起点に展開したマニュアル論と、マイキー氏による人材・組織論をまとめている。HACCPとの類似性を問う質問への回答から、「ポイントを決め…
本パートでは、YouTube勉強会「マイキークラブ」でのフィリップ・コトラー理論解説パートを扱う。前田氏はコトラーの定義を軸に、マーケティングとプロモーションの違いを丁寧に整理し、目的…
この回は、アダム・スミスを扱った前回の続きとして、本来なら順当にリカードへ進むはずのところを、前田氏があえてマルサスから入るという構成を取った。理由は明快で、リカードを先に置く…
このセッションの後半では、量子コンピューティングの技術解説から「リサーチの方法論」と「投資戦略」のレイヤーに話が移った。マイキー氏が示したのは「マクロ⇔ミクロ」×「抽象⇔具体」の4象限マトリクスで、リサーチの視座を整理す…
リーダーとマネージャーを対立ではなく組織の両輪として捉え、「ドライバーとハンドル」の自動車アナロジーで役割分担を整理する。ジョン・コッターの知見をもとに、15名以下では分離不要だが30…
この回は、ウェーバーの支配の三類型を扱いながら、実際に議論の中心にあったのは類型そのものではなく 並び順 だった。前田氏はカリスマ的・合理的・伝統的という順で提示し、「これは一般的な並べ方とはあえて変えている、理由は後で…
この回の講義は、上部構造/下部構造という百年以上前の概念を、製造業と金融業、そして最終的には一企業の戦略と組織にまで因数分解していく。抽象概念が実務の道具に変わる過程そのものが…
プレゼン合宿の種明かし回。語られたのは話し方の技術ではなく、参加者を四つの階級に分け、意図的にコミュニケーションを破断させ、「中間層は機能しない」という命題を体感させるための設計そのものだった。…
この日のセッションの前半は、講義ではなく議論だった。テーマは「人はどうすれば変わるのか」。そして結論は、勉強会の文脈としてはきわめて重い。人は基本的に変わらない、変わるとすれば…
チェーン店の出店戦略の議論から派生して、このセッションの後半は「そもそも人口ボーナスはどこで、なぜ起きるのか」という都市論・人口動態論へ移っていった。出発点は極めて実務的な問い…
日本のゲーム業界は自己資本比率が異様に高い。それは強さの証明ではなく、ビジネスモデルが「当たるか外れるか」で終わる構造から抜けられていないことの帰結である――そう置いたうえで、…
韓国エンタメの人事システムから始まった組織論は、Microsoftのリファラル採用を経て中国企業の人の使い方へ移り、最後にゲスト参加者による任正非論に着地した。財務諸表を気にせ…
前半の報告(別レポート「アウェイ78%の成立条件」)は、外から見ていたキクりん氏による観察だった。本レポートが扱うのは、その後にマイキー氏本人が始めた種明かしである。内容は、話…
「話すこと」はコミュニケーションではない。前田氏による三段階モデルの講義と、それを受けたマイキー氏の切り返し――対話はプロセスの目的地であって、最終目的地は議論である。そして議…
前半のNVIDIAの話は、後半で全員の事業の話に折り返される。講師が参加者に繰り返し問うたのは一点だけだった。いま自分の売上が立っている経路への依存度はどれくらいか。そしてそれが来年通用しなくなると仮定したとき、ジェンス…
この回の『資本論』は、商品の定義で止まる。そして「では価値とは何か」という一歩手前で、講義は意図的に中断された。その空白に、参加者たちが投げ込んだのがエンダウメント効果と物語だ…
同じ「社会主義」という語を使いながら、マルクスとワルラスはまったく違う場所に立っていた。この回は、両者を並べて論じることの危うさを三つの軸で解体し、最後にそれを自社の組織設計と…
フレームワークを1つ覚えても、事業判断は1ミリも進まない。この回の講義は「VRIOの4文字が何を意味しているか」を言葉の水準まで分解したうえで、複数の分析を重ねたときに必然的に…
今回の勉強会の前半パートは、前田さんによる制約条件理論(TOC:Theory of Constraints)の講義が中心となった。テストの平均点を上げるという身近な題材を起点に、「全体を最適化するには、強みを伸ばすのでは…
合理化とは何をする作業なのか。なぜ手段だったルールが目的をのみ込むのか。そして、人が合理的に「考える」のに正当性で「動いて」しまうとき、その差はどこで測れるのか。前田氏の講義と、マイキー氏の制度理論からの切り返しが正面衝…
日本の漫画とアニメが世界に届いた理由は同人誌だった、という仮説から議論は始まる。ならばAIによる「デジタル同人誌」も同じ役割を果たすはずだ――そう見立てたうえで、iモード、Su…
この回の後半、講義が終わってから約47分間続いたディスカッションは、単なる質疑応答の域を超えている。前半で提示された弁証法という枠組みが、参加者それぞれの実務――事業相談、論文…
この日の勉強会は、マイキー氏が直前まで行っていた事業面談の話から始まった。70本のうち20本が「殺そうかと思った」レベルで、しかもそれを作ってくるのが50代・60代の大手企業出…
この日の勉強会の後半は、講師の書籍の発売を控えたプロジェクトの説明に充てられた。表面上は本を売るという話だが、講師も進行役も繰り返し「これは組織論の実験である」と位置づけている。売る・買うという話ではなく、自分のところに…
日本は先細りだ、という参加者の実感から始まった議論は、雇う相手を日本人に限定する必要はどこにもないという結論に向かった。さらに議論は中国ビジネスに及び、そこで一つの中国語が持ち…
戦後日本が世界に対して持っていた優位は識字率だった。だがそれは「マニュアル化できる」という優位であり、0から1を作る能力ではなかった。加工貿易、半導体潰し、MBAを「外国かぶれ…
合宿直後の集中セッションで読み込まれた約100本のリーダーシップ論文。その分類作業と、そこから導かれた「評価制度を切り替えなければ人は変わらない」という主張を再構成する。
iPhoneは本質的に「持ち運びのパソコン」でありながら、市場投入時は「携帯電話の一部」として既存の文脈に着地させ、そこから徐々にパソコン機能を充実させていった。半導体製造装置でも、ラ…
2026年のダボス会議のテーマは「A Spirit of Dialogue(対話の精神)」だった。探り合いと熱量が求められる場に、日本は自国向けの理論をそのまま持ち込み、超長期金利が跳ねた。講師はこれを財政論の失敗ではな…
本レポートは、EVのメンテナンス性を巡る座談会、経営理論(キャズム理論)の講義とディスカッション、BYDの市場戦略分析、そしてNPO法人の子供食堂支援事業報告という4部構成のミーティン…
経済学の土台にある二語、希少性(scarcity)と選択(choice)を出発点に、商品価値がどこから発生するのかを組み立て直したセッション。後半は「効用最大化は本当に定量化で…
「広告費の投入量は売上と市場シェアの相関を作る」。経営戦略で長く語られてきたこの命題を、講師はオークション理論と行動経済学の二つの武器で反証しにかかった。勝者の呪い、自動入札、…
前田氏が「アウトプットが何かわからない」という荒井氏の訴えに答え、料理のメタファーで体系化したプレゼンを扱う。牛肉をそのまま出すコピー&ペースト、食材にあたる情報、そして料理そのものに…
同じ数字でも、企業がライフサイクルのどこにいるかで意味が反転する。導入期・成長期・成熟期・衰退期の四段階、その最初の関門であるキャズム、そしてなぜ成長性の指標がキャッシュフロー…
本パートでは、戦略論の核となる定義から入る。戦略とは選択肢を増やし、その中から適切なものを選ぶ行為であり、戦略そのもので直接勝つことはありえない。勝敗を決めるのは選んだ選択肢を最大化す…
市場構造と資金調達の議論を終えた後、話題は学習の方法論そのものへ移った。この転換は唐突ではない。前半で示された結論——海外までリサーチできる人とできない人の間に圧倒的な差が生ま…
「批判的思考を養うにはどうすればいいか」という質問に、講師は「人の悪口だけ言い続けてください」と答えた。乱暴に聞こえるこの処方箋は、しかし最後に「悪口をロジカルに喋れないやつの…
セッション前半では、プロスペクト理論を軸に投資家心理が論じられた。上昇+10%は実感+7程度に過小評価される一方、下落−10%は実感−15程度まで過大評価され、恐怖先行の損切りを招く。…
本パートは、戦略の定義が現実の意思決定にどう表れるかを扱う。来日したNVIDIAのジェンスン・ファンCEOが日本の強みを「ものづくりと材料」と評したことを受け、日本はルールメーカーにな…
本レポートは、提供された文字起こしの内容を可能な限り忠実に構造化・整理したものです。相場に関する見通し(IBMの下落予想、SK hynix ADRの正常化時期など)は、いずれも登壇者個…
比喩は才能ではなく設計である。この回の前半は、比喩を「比較」「列挙」「対比」の三つに割り、それぞれの成立条件を言語化する講義に充てられた。コロッケとメンチカツという卑近な例から…
この回の前半は、前田氏による「効用価値説」の講義に充てられた。前回扱った限界革命の背景論を受けて、今回はそもそも商品とは何か、価値とは何かという定義そのものを解体する作業に入っ…
PBRもPERも、全員が同じ能力であることを前提にした労働集約型の世界で設計された。人ひとりの質が価値を決める市場で、その物差しは何を取りこぼすのか。赤字上場企業に価値はあるのかという問いから、デューデリジェンスで財務の…
この回の主題は理念型ひとつである。前田氏はまず、マックス・ウェーバーをこれだけしつこく扱っている理由から入った。重農主義や重商主義、アダム・スミスといったこれまでの経済思想は、…
この日の後半は、講義というより即興の設計作業だった。前田氏が「価値は理想・規範・イデオロギーを総括したものであり、それは文化・宗教・学問によって形成される」と述べた直後、マイキ…
このセッションは、前段の講義で出た一つの問いから始まっている。「学問は価値判断を排除できないが、介入させてはいけない」という矛盾をどう扱えばいいのか、という問いである。講師の前…
この回で開示された組織設計は、感覚で組まれたものではなく、複数の経営学・組織心理学の理論を実装先として選んだ結果だと説明された。本レポートはその理論の中身を扱う。ダイナミック・…
この回の後半は、前夜に実際に起きた事件から始まった。マイキー氏の知人経営者である小山氏が、自身が発注しているYouTube制作会社に対して激怒した。理由は成果物の質ではない。重…
勉強会の終盤では、制約条件理論(TOC)を組織マネジメントと個人の行動に適用する議論が展開された。技術やビジネスモデルの制約を解消しても、最終的なボトルネックが「人間の感情」「自分が可愛い」という心理に行き着くことが繰り…
本パートでは、ドットコムバブル期の携帯電話向けデジタルチップ(DSP)で市場を席巻したTIが、AIブームでは一転してアナログの電源・電力管理に原点回帰した変遷を追う。NVIDIAと競合…
この回の中心は、講師(マイキー氏)が翌日のメディア取材のために整理していたという一つの実話である。ある日本の美容系スタートアップから「どうやったら韓国に勝てますか」という相談を受け、彼は「絶対に無理です」と答えた。大手で…
この回は、主宰者が自らのコミュニティを「どういう設計思想で作ったのか」を、初めて全体像として言語化した回である。組織論の教科書的な話ではなく、実在するひとつの組織の入口から出口…
市場で交換されるものはすべて商品である。だがその中に、他のどれとも似ていない特殊な商品が二つだけある――貨幣と労働力。この回の講義は、その二つをまったく同じ図式で語り切るという…
この回は『資本論』そのものの解説ではない。講師の言葉を借りれば「資本論に行く前に、資本論がどういうものなのか、何のために書かれているのかが分からないと、書いてある言葉をそのまま…
第2部は、前田氏が代講で参加者約670名にフィードバックした内容を、メンバーが実演形式で共有する構成で進む。「褒めてから落とす」ではなく先に欠点を示してから持ち上げる対比の技術、丁寧す…
「なぜマイキークラブで質問していないのか」という問いから始まる質問力の理論編。質問相手のレベルが自分より格段に上か世界トップクラスであるほど成長速度が上がるという整理のもと、NVIDI…
マイキー氏が展開した「質問力」の理論を扱う。質問相手のレベルが成長速度を決めるという主張のもと、自分より少し上への質問では成長が緩やかにとどまるのに対し、ジェンソン・ファンやエリック・…
本編講義の前半テーマは「組織レジリエンス理論」。危険なサインが日常に潜んでいても、トラブルが起きなければ「問題ない」と組織内で評価され続けてしまう逸脱の正常化(Normalizatio…
比喩の講義が終わった直後、「メタファーとナラティブをどう繋ぐのか」という問いが投げられた。そこから展開されたのは、説得の構造を過去・現在・未来の三段に分解し、そのうち最も削られ…
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を、宗教社会学の古典としてではなく「調査設計の教科書」として読み直した回。答えを出す前に、問いそのものを壊して組み立て直す作業に、どれだけの時間を割いているか。前半の雑談で出…
この回の後半、話題は完全に個人の側へ移った。きっかけは、建築業で長く技術を磨いてきた参加者からの相談である。業界内でトップと呼ばれる位置まで来て、副大臣や文化庁から声がかかるようにもなった。1番になれば口を利くだけで食べ…
量子コンピュータについて質問が殺到したにもかかわらず、講師は講演でその話をしなかった。理由は明快で、方式を特定しない質問には答えようがないからである。この回では超伝導・イオント…
同じ商品でも価値が変わる。それを言い切った瞬間に経済学は科学になり、同時に「価値はこちらから動かせる」という商売の道具にもなった。限界革命の初回講義と、それを即座にプレゼンと体…
雨が降ったから傘を差した。本人の心理としては筋が通っている。統計を取れば日本では大半が差している。では「雨が降る=傘を差す」は因果か。フロリダでは1割しか差さないと聞いた瞬間、その命題は崩れる。この日の質疑は、社会学の証…
コトラー理論の中核は需要の段階的理解にある。「テレビは何台必要か」に答える顕在的なデマンド、「今の不満は何か」を言語化できるニーズ、そして「リビングを広くして家族の時間を増やしたい」と…
前半で組み上がった三層のマトリクスに対し、渡辺氏が投げた一言が議論の方向を変えた。多くの人がこの図に唐突さを感じるのは、宗教的定義と市場的定義のあいだに本来入るべき政治的定義が…
韓国が対米関税を15%から25%へ引き上げられた経緯を扱う。3,500億ドルの対米投資を約束し15%まで下げる合意に近づいていたが、投資管理特別法が野党の反発で成立せず、ヒュンダイ工場…