抜かれる日本と抗議する学生
金融は情報業界になり、案件は閉じた輪の中でしか回らない。SpaceX上場の国内枠を取ったのは誰か、西武池袋で1,000億円を手にしたのは誰か。抜かれ続けても異議が出ない日本と、平然とブーイングを飛ばす米国の学生。取り分は交渉と抗議で動くという対比。
金利・為替・信用市場の基礎から実践的な見方までのレポート。
金融は情報業界になり、案件は閉じた輪の中でしか回らない。SpaceX上場の国内枠を取ったのは誰か、西武池袋で1,000億円を手にしたのは誰か。抜かれ続けても異議が出ない日本と、平然とブーイングを飛ばす米国の学生。取り分は交渉と抗議で動くという対比。
固定価格135ドル、浮動株わずか4.2%、議決権84%、そしてテキサスSB29。SpaceX上場に仕込まれた四つの装置を講師が板書で解体する。買収600億ドルと借換175億ドルの期限が上場日を決めていた。公開データとの食い違いもすべて明記。
自社株買いで株を減らし続けた20年が反転する。負債コストが資本コストを上回れば企業は株を刷る側に回り、IPOラッシュがマルチプルを削る。日本は周回遅れゆえ同じ話にはならない。そして宇宙のルールは、アメリカではなくルクセンブルクで作られている。
米6大銀行の2025年決算が過去最高益で着地し、規制当局は補完的レバレッジ比率の緩和を最終決定した。銀行が並べる2026年の楽観論を、誰に向けて書かれたレポートなのかという一点から読み直した回。…
上海ディズニーの動線設計から始まった雑談は、テーマパークのコスト構造、都市設計、博多駅のインフラを経て、最終的に「中国はどうやって制裁国と決済しているのか」という一点に着地した…
スイス在住のベンチャーキャピタリスト兼起業家が英語で行った実物のピッチを、事業モデル・KPI・バリュエーション・チーム構成の順に再構成する。医療ネットワークのロールアップに「M…
勉強会の後半、書籍プロジェクトの話が一段落したところで、講師は「スタートアップとユニコーン企業の裏側」という主題に切り替えた。出発点にある問いは、日本のユニコーン企業数がなぜ少ないのかである。ただし答えの方向は、日本の産…
この回のセッションは、前田氏が「前回に価値自由や価値判断を扱ったが、そもそも『価値』という語の意味合いを先に伝えておかないと話が通らない」と切り出すところから始まった。つまり出…
このレポートが扱うのは、資源依存理論の応用として語られた二つの実務論点である。一つ目は、主宰者がSpaceXの動画を公開した直後という文脈で持ち出した、非公開企業の評価がどう作られるかという話だった。赤字でもユニコーンと…
前日の出版記念講演。5時間経って疲れ切った会場で、ブースも立てず、水1本とチラシ1枚だけで面談を積み上げた。その種明かしが、参加者からの質問に答えるかたちで1時間以上続いた。挙…
この話題が出たのは、勉強会が終わる直前だった。時計はすでに午後11時を回っており、マイキー氏が「あ、そうだ、あれを話そうとしてたんですよ」と言って切り出した十二分間である。だが…
受講者から出た「この二つは矛盾するのではないか」という問いに、講師がホワイトボードを使って正面から答えた回。結論は、両者は対立する概念ではなく企業のフェーズが違うだけ、というものだった。評価・化粧・市場の見方・学術的アプ…
キャリートレードが解消されれば円高になるはずだ。ならなかった。国債は日銀が買い支えるから大丈夫だ。大丈夫ではなかった。理論が外れたその瞬間こそ、追いかけるべきアノマリーである。…
この日の勉強会は、講師が自作したAI業界の相関図を見せるところから始まった。そこから展開されたのは、学んだことは全てパズルのピースにすぎないという学習観と、知識を銀行預金にたと…
資本コストとは経営者にとっての支出ではなく、投資家にとっての期待リターンである。この一点がずれたまま上場している企業に何が起きるのか。当日おこなわれた実際の面談を素材に、企業価値の分母と分子、エクイティスプレッド、そして…