5631 東証プライム 産業機械・素形材

日本製鋼所

EV電池セパレータフィルム製造装置で世界シェア70%超、防衛関連機器・大型鍛鋼品も手掛けるニッチ強者。防衛予算拡大と電力需要増加という二つの追い風を受けて増益基調が続く、1907年創業の重工業メーカー。

01 / OVERVIEW

スナップショット

売上高

2,748億円

2026年3月期(前期比+10.6%)

PER(予)

28〜30倍

2026年6月時点

ROE(実)

9.5%

2026年3月期

時価総額

約5,400〜5,800億円

2026年6月時点

出典:日本製鋼所 決算短信・IR資料、株予報Pro、IRBANK。株価は日々変動するため、最新値は証券会社アプリ等でご確認ください。

02 / SEGMENT

事業ごとの売上高比率

事業セグメント別 売上高構成比(2025年3月期)

産業機械 80%
素形材・エンジ 19%

産業機械事業(約1,990億円):樹脂機械(造粒機、EV電池セパレータフィルム製造装置など)、成形機、半導体・電子デバイス関連装置(レーザーアニール装置、ECR成膜装置等)、防衛関係機器(全体の約1割)を含む中核事業。営業利益率は約9%。

素形材・エンジニアリング事業(約471億円):発電用大型シャフト材、原子力発電向け圧力容器部材、洋上風力基礎向け大型部材等の鍛鋼品を製造。営業利益率は約16%と産業機械事業より高い。

地域別の特徴

樹脂機械・成形機は中国・アジアのプラスチック加工業向け需要の影響を強く受ける。半導体・電子デバイス関連装置は世界的な設備投資サイクルに連動。防衛関係・原子力関連部材は国内向けが中心で、日本の防衛予算拡大(GDP比1%→2%目標)と電力需要増加が追い風。中期経営計画「JGP2028」では中国需要の回復対応に加え、インド・中東等の成長地域への経営資源重点配分を掲げている。

出典:日本製鋼所 2025年3月期決算短信・セグメント別開示資料。

03 / HISTORY

創業からの歴史

1907年(明治40年)11月1日、日本海軍のバックアップを受け、北海道炭礦汽船とイギリスのアームストロング・ウィットウォース社、ビッカーズ社の共同出資により、資本金1,000万円の株式会社として設立された。設立の地・室蘭は、当初は海軍鎮守府の設置が予定されていたが地勢的な防御上の理由から見送られ、代わりに製鋼所の立地として活用された。4,000トン水圧鍛錬機、50トン酸性平炉という当時有数の設備を持ち、英国2社の技術導入と海軍の技術指導を受けて、主に海軍向けの兵器・鋳鍛鋼品を生産する軍需企業として出発した。
戦後は民需への転換を進め、鍛鋼技術を基盤にプラスチック加工機械・成形機事業へ多角化。高度経済成長期の石油化学・合成樹脂産業の拡大とともに樹脂機械事業を育成し、大型鍛鋼品の技術は発電プラント向け部材・原子力発電向け圧力容器部材の製造に応用された。この「大型鍛造・鋳造技術」は少数の企業しか保有できない参入障壁の高い技術であり、同社の事業の一貫した背骨となっている。
1990年代以降は半導体・電子デバイス製造装置への展開を進め、レーザーアニール装置等の分野で独自の地位を確立。2000年代にはリチウムイオン電池・EV向けセパレータフィルム製造装置の需要拡大を捉え、世界シェア70%超という高いポジションを構築した。2020年には産業機械事業のうち素形材・エンジニアリング事業を室蘭製作所を母体とする事業子会社(日本製鋼所M&E)として分社化し、経営の機動性を高めている。
直近では、日本の防衛予算拡大方針(GDP比1%から2%への引き上げ目標)と電力需要増加(データセンター向け電力インフラ投資を含む)という2つの構造的な追い風を受け、防衛関係機器・原子力関連部材の受注環境が好転。2025年3月期・2026年3月期と2期連続の増収増益を達成している。
04 / MISSION, VISION, VALUE

ミッション・ビジョン・バリュー

日本製鋼所は「Material Revolution」をコーポレートスローガンに掲げ、素材と機械の技術力で社会課題を解決することを企業理念の中核に据えている。これは単なる重工業メーカーとしての製品供給にとどまらず、「大型鍛鋼技術・樹脂加工技術・精密機械技術」という3本柱の技術基盤を、エネルギー・防衛・エレクトロニクス・モビリティといった時代の要請が高い産業領域に転用し続けることで、持続的な社会価値を生み出すという姿勢の表れである。
中期経営計画「JGP2028」(2025年3月期~2029年3月期、2026年7月にアップデート)では、2033年度に売上高5,000億円・営業利益500億円・ROE11~12%という長期目標を掲げ、中間点となる2028年度には売上高3,800億円・営業利益370億円の達成を目指す。戦略の柱は、中国需要の回復対応、インド・中東等の成長地域への経営資源の重点配分、セパレータフィルム製造装置の高性能化・生産性向上、プラスチック成形機事業のグローバル化加速の4点である。
05 / LEADERSHIP

現経営者の特徴・過去の実績(レジリエンスの観点)

代表取締役社長・松尾敏夫氏は、社内昇格による職業経営者であり、重工業メーカーとしての技術基盤を守りながら、成長領域(EV電池関連装置、防衛、原子力)への経営資源再配分を段階的に進める堅実な経営スタイルを特徴とする。中期経営計画のアップデートを機動的に行う姿勢(2024年6月策定→2026年7月改訂)は、外部環境の変化(中国需要動向、防衛政策転換)に応じて計画を柔軟に見直す実務型のマネジメントを示している。
レジリエンスの観点では、同社の事業ポートフォリオが「景気敏感型の樹脂機械・電子デバイス装置事業」と「政策連動型の防衛・原子力・電力インフラ関連事業」の両輪で構成されている点が特徴的である。半導体・EV関連の設備投資サイクルが調整局面に入った時期でも、防衛予算拡大や電力需要増加という政策トレンドが業績の下支えとなる構造を築いており、単一市場への依存度を下げることで循環リスクを緩和している。
06 / LATEST EARNINGS

直近決算の実績・ガイダンス

決算実績(前期比)

指標2025年3月期2026年3月期増減率・評価
売上高2,485億円2,748億円+10.6%
営業利益228億円253億円+10.9%
営業利益率約9.2%約9.2%横ばい
ROE(実)9.5%
2026年3月期は2期連続の増収増益となり、防衛関係機器・原子力関連部材を含む素形材・エンジニアリング事業の伸長と、産業機械事業における樹脂機械・電子デバイス関連装置の受注回復が寄与した。2026年7月には中期経営計画「JGP2028」をアップデートし、中国での需要回復への対応、インド・中東等成長地域への重点配分、セパレータフィルムの高性能化、プラスチック成形機のグローバル化加速を新たな戦略の柱として打ち出している。
07 / REVENUE & PROFIT

売上高・営業利益の推移

売上高・営業利益(直近推移、億円)

売上高の推移

2025年3月期:2,485億円 → 2026年3月期:2,748億円(+10.6%)

半導体・EV電池関連の設備投資サイクルの影響を受けやすい産業機械事業を中核としつつ、直近は防衛予算拡大・電力需要増加という政策トレンドが素形材・エンジニアリング事業の受注を押し上げ、2期連続の増収を実現。中期経営計画「JGP2028」では2028年度に売上高3,800億円、2033年度に5,000億円という成長目標を掲げている。

営業利益率の推移

2025年3月期:約9.2% → 2026年3月期:約9.2%。産業機械事業(利益率約9%)と素形材・エンジニアリング事業(利益率約16%)の構成比変化が、全社利益率の変動要因となる。今後、より利益率の高い素形材・エンジニアリング事業の比率が高まれば、全社利益率の改善余地がある。

※ より長期(10年)の詳細な年間データはIRBANKの業績推移表をご参照ください。

出典:日本製鋼所 決算短信・IR資料(IRBANK)。

08 / VALUATION

PER・バリュエーション

PER・PBR(2026年6月時点)

PER(予):28〜30倍 PBR(実):2.52倍 配当利回り(予):1.26%

重工業・産業機械セクターの平均PER(概ね10〜15倍)と比較すると顕著に高い水準。これは「EV電池セパレータフィルム製造装置で世界シェア70%超」「防衛関連銘柄としての希少性」「電力需要増加テーマの受益銘柄」という複数のテーマ性が重なり、成長期待とテーマ買いの両方でプレミアムが付いている状態と考えられる。

PER観点からの投資判断

直近の増収増益ペース(売上+10.6%、営業利益+10.9%)に対してPER28〜30倍は、成長率対比では割高感があるが、防衛・電力というテーマの持続性と中期経営計画の上振れ余地を織り込んでいると見られる。テーマ性が剥落した場合のバリュエーション調整リスクには留意が必要。

出典:株予報Pro、IRBANK(2026年6月時点データ)。

09 / CAPITAL RETURNS

ROIC・WACC・ROEの動向

ROE(直近実績)

2026年3月期実績:9.5%

中期経営計画「JGP2028」の長期目標であるROE11~12%に対し、現状は道半ば。増収増益トレンドが続けば目標達成に近づく。

中期経営計画の目標水準

2033年度に売上高5,000億円・営業利益500億円・ROE11~12%を掲げ、中間点の2028年度には売上高3,800億円・営業利益370億円を目標とする。素形材・エンジニアリング事業(高利益率)の構成比拡大が、ROE改善の鍵となる。

PBR

2.52倍

簿価に対して市場が相応の成長期待・テーマプレミアムを織り込んでいる水準。

収益性の総合評価

高利益率の素形材・エンジニアリング事業の伸長が続けば、全社的な資本効率の改善余地は大きい。中期経営計画の目標達成度合いが、今後の株価バリュエーションの試金石となる。

出典:日本製鋼所 中期経営計画「JGP2028」(2026年7月アップデート版)、株予報Pro。

10 / CASH FLOW

キャッシュフロー構造

キャッシュフローの特徴(定性評価)

受注生産型の重工業ビジネスモデル

樹脂機械・産業機械・素形材製品はいずれも大型の受注生産(プロジェクト型)が中心であり、案件の進行基準・引渡しタイミングによって四半期ごとのキャッシュフローが変動しやすい特性を持つ。設備投資は大型鍛造設備・製造ラインの更新投資が中心で、資本集約的な事業構造。

増益基調による内部留保の積み上がり

2025年3月期・2026年3月期と2期連続の増収増益により、営業キャッシュフローは改善基調にあると見られる。中期経営計画達成に向けた設備投資(生産能力増強、成長地域への拠点整備)の原資として活用される見込み。

※ 詳細な年次キャッシュフロー数値はIRBANK・決算短信のキャッシュフロー計算書をご参照ください。

出典:日本製鋼所 決算短信・有価証券報告書。

11 / INVESTMENT & M&A

直近の投資・事業再編

日本製鋼所の投資戦略は、大型M&Aよりも「既存の鍛造・樹脂機械技術を成長分野に転用するための設備投資・組織再編」に重点が置かれている。象徴的なのが2020年の素形材・エンジニアリング事業の分社化(日本製鋼所M&E、室蘭製作所を母体)であり、これにより発電・原子力・防衛向け大型鍛鋼品事業の経営機動性を高めた。
直近では、EV電池セパレータフィルム製造装置の高性能化・生産性向上への投資と、プラスチック成形機事業のグローバル化(特にインド・中東等成長地域への拠点展開)を中期経営計画の重点戦略として掲げている。中国のプラスチック加工・EV関連需要の回復動向を見極めながら、生産能力の最適配置を進める方針。
防衛関係機器については、日本政府の防衛費増額方針(GDP比1%→2%目標)を受けた需要拡大が見込まれており、同分野への設備投資・人員配置の強化が今後の焦点となる。大型M&Aによる非連続成長よりも、既存の技術的優位性を政策トレンドに合わせて深掘りする漸進的な成長戦略を志向している。
12 / SEGMENT GROWTH

主要事業ごとの成長性

セグメント別成長見通し

樹脂機械・EV電池セパレータフィルム製造装置(産業機械の中核):中期的に高成長

世界的なEVシフトとリチウムイオン電池需要拡大が長期的な追い風。同社は当該製造装置で世界シェア70%超を握るニッチトップであり、中国等でのEV電池生産能力拡大が続く限り高い成長ポテンシャルを持つ。ただし中国EV市場の設備投資サイクルの波の影響を受けやすい。

防衛関係機器(産業機械の約1割):政策主導の確実な成長

日本政府の防衛予算拡大方針(GDP比1%→2%目標)により、中期的に安定した受注拡大が見込める数少ない「政策で成長が約束された」セグメント。景気変動に左右されにくい防御的な成長ドライバー。

素形材・エンジニアリング(発電・原子力・洋上風力):電力需要増加の受益

データセンター向け電力需要増加、原発政策の見直し、洋上風力発電の拡大により、大型鍛鋼品事業への追い風が強まっている。利益率も産業機械事業より高く(約16%)、成長と収益性の両面で注目度が高いセグメント。

13 / COMPETITIVE POSITION

競争優位性や業界内でのポジション

日本製鋼所の競争優位性の核心は「大型鍛造・鋳造技術という模倣困難な設備・技術基盤」にある。4,000トン級の水圧鍛錬機に代表される大型鍛造設備は、巨額の設備投資と長年の操業ノウハウが必要であり、世界的にもこの規模で対応できる企業は数社に限られる。この技術基盤が、発電プラント・原子力・防衛・洋上風力向け大型部材事業における高い参入障壁を形成している。
第二の優位性は「EV電池セパレータフィルム製造装置における世界シェア70%超」という圧倒的なニッチトップ地位である。リチウムイオン電池の性能・安全性を左右する基幹部材の製造装置を握ることで、世界的なEVシフトの恩恵を業界内のどのプレーヤーよりも直接的に享受できる構造にある。
第三に「防衛関係機器における国内での確立された地位」がある。防衛装備品は認証・信頼性要件が極めて高く、新規参入が事実上不可能に近い市場であり、既存の実績を持つ同社は日本の防衛予算拡大の恩恵を安定的に享受できるポジションにある。
業界内ポジションとしては、汎用重工業メーカーというよりも「複数のニッチ市場でトップシェアを握る技術専業メーカー」という性格が強く、景気敏感型(樹脂機械・電子デバイス装置)と政策連動型(防衛・原子力・電力インフラ)の事業を併せ持つことで、単一市場依存によるリスクを分散している点が特徴的である。
14 / SCP ANALYSIS

SCP理論からの分析(市場動向・規制リスク・業界トレンド)

Structure(市場構造)

高参入障壁の寡占的ニッチ市場の集合体

大型鍛造品、EV電池セパレータフィルム製造装置、防衛機器のいずれも、巨額設備投資・長期の技術蓄積・厳格な認証要件により新規参入が極めて困難な市場。同社はこれら複数のニッチ市場で高いシェアを握る構造。

需要サイド:政策・構造トレンドに支えられた成長

EVシフト、防衛予算拡大、電力需要増加(データセンター向け含む)という3つの構造的成長ドライバーが同時に存在し、いずれも中長期的な持続性が見込まれる。

Conduct(企業行動)

同社の戦略:既存技術の転用による漸進的拡張

大型M&Aよりも、既存の鍛造・樹脂機械技術を成長分野(EV電池、防衛、電力インフラ)に転用する形での事業拡張を志向。2020年の素形材・エンジニアリング事業分社化に象徴されるように、機動的な組織再編で対応。

競争形態:技術・信頼性による差別化

特に防衛・原子力向け製品は価格競争ではなく信頼性・実績が選定基準となるため、価格競争圧力は限定的。EV電池装置は中国メーカーとの競合が徐々に強まりつつある領域。

Performance(業界トレンド・帰結)

複数の政策テーマが重なる稀有なポジション

防衛予算拡大、電力需要増加、EVシフトという3つの日本発・世界的な構造トレンドすべての受益企業という位置づけは他に類を見ず、これがPER28〜30倍という高いバリュエーションの背景にあると考えられる。

規制・地政学リスク

防衛政策は良い意味での追い風だが、政権交代・予算方針変更のリスクは常に存在する。またEV電池関連装置は中国の設備投資サイクル・米中対立による輸出規制の影響を受けやすい。

結論:「テーマ性の連続」による高評価と、その持続性が焦点

日本製鋼所は複数の政策・構造トレンドの受益企業として市場から高い評価を受けている状態にあり、投資判断はこれらテーマの持続性をどう見立てるかに集約される。

15 / INVESTMENT THESIS

これらの分析結果をもとにした現在の投資妙味

日本製鋼所の投資妙味は「複数の政策・構造トレンドが同時に重なる稀少なポジション」に集約される。防衛予算拡大、電力需要増加、EVシフトという3つの追い風をすべて受益できる企業は限られており、これが2期連続の増収増益とPER28〜30倍という市場評価の高さにつながっている。
一方で、直近の増益ペース(営業利益+10.9%)に対してPER水準は既に高く、株価には相当の成長期待が織り込まれている。中期経営計画「JGP2028」の中間目標(2028年度:売上高3,800億円、営業利益370億円)の達成度合いが、今後のバリュエーション正当化の試金石となる。短期的な値動きよりも、防衛・電力・EVという3テーマの持続性を長期視点で見極めるアプローチが妥当である。
中期的なカタリストは以下の3点である:(1)防衛予算のGDP比2%達成に向けた具体的な予算計上・受注拡大、(2)EV電池セパレータフィルム製造装置におけるシェア維持・高性能化投資の成果、(3)素形材・エンジニアリング事業(高利益率16%)の構成比拡大による全社利益率の改善。これらの進捗が中期経営計画の上振れにつながれば、現在のバリュエーションの正当性がより明確になる。
16 / WATCH POINTS & RISKS

今後の注目ポイントやリスク要因

注目ポイント

1. 防衛予算拡大の具体化

GDP比2%目標に向けた予算計上の進捗と、同社への具体的な受注拡大がどの程度実現するか。

2. 中国EV・プラスチック加工需要の回復度合い

中期経営計画で「中国需要の回復対応」を明記しており、実際の受注回復のペースが業績を左右する。

3. 素形材・エンジニアリング事業の構成比拡大

高利益率(約16%)の同事業の売上構成比が高まれば、全社利益率の改善が期待できる。

4. インド・中東等成長地域への展開進捗

プラスチック成形機事業のグローバル化加速の具体的な成果(拠点整備、現地受注)。

リスク要因

1. バリュエーション調整リスク

PER28〜30倍という高評価は、テーマ性が剥落した場合の株価下落余地が相応に大きいことを意味する。

2. 中国関連需要の変動

EV・プラスチック加工向け設備投資は中国経済動向・米中対立の影響を受けやすく、受注の変動性が高い。

3. 防衛政策の不確実性

防衛予算拡大方針は政権・国際情勢の変化により見直される可能性があり、想定通りに進まないリスクがある。

4. 受注生産型ビジネスによる業績の変動性

大型プロジェクトの進行基準・引渡しタイミングにより、四半期ごとの業績にばらつきが生じやすい。

5. 中国メーカーとの競争激化

EV電池関連製造装置分野で中国メーカーの技術キャッチアップが進めば、シェア低下・価格競争圧力が高まる可能性。