スナップショット
株価
$145.30
2026/7/13時点、IPO価格$135から+7.6%
時価総額
約$1.93T
史上最大規模のIPO(調達額約$75B)
上場日
2026/6/12
NASDAQ-100にも7/7組み入れ
保有株数
―
ポートフォリオ登録数(上場後追加検討)
出典:各種報道・TradingView・Yahoo Finance等(2026/7/13時点)。
事業ごと・国/エリアごとの売上高比率
事業セグメント別 売上高構成比(FY2025)
Connectivity(Starlink:衛星インターネット事業)が全社売上の6割強を占める最大の収益源。Space(Falcon 9・Falcon Heavy・NASA向け商業有人宇宙飛行等のロケット打ち上げ事業)は営業損失(-$657M)を計上。2026年2月にxAI(Grok・X)と共通支配下の企業結合として統合されたAI事業は最大の営業赤字(-$6.36B)を計上しており、3セグメント中もっとも投資先行度が高い。かつて「宇宙輸送企業」として認知されていたスペースXは、いまや売上構成比では実質的に「衛星通信企業」としての性格を強めている点が投資家にとって重要な理解ポイント。
国・エリア別 売上高構成比
100カ国+
Starlinkサービス展開国数
NASA・国防総省
ロケット打ち上げ事業の主要顧客
Starlinkは全世界100カ国以上でサービス展開しており、米国以外の海外顧客比率が高まっている。ロケット打ち上げ事業はNASA・米国防総省(国家安全保障宇宙打ち上げ計画)向けが引き続き主要顧客であり、米国政府機関への依存度が相応に高い構造(具体的な国別売上構成比は非開示)。
出典:各種報道・目論見書開示情報等。
創業からの歴史
ミッション・ビジョン・バリュー
現経営者の特徴・過去の実績(レジリエンスの観点)
直近決算の予想・ガイダンスに対する結果
上場後の株価パフォーマンス(IPO価格 vs 実績)
| 指標 | 株価 | IPO価格比 | 評価 |
|---|---|---|---|
| IPO価格 | $135.00 | ― | 基準値 |
| 上場初日終値(6/12) | $161.11 | +19.3% | 初日から大幅高 |
| 上場来高値(6/16) | $225.64 | +67.1% | 上場来最高値 |
| 上場来安値(7/10) | $145.07 | +7.5% | 高値から大きく調整 |
| 現在値(7/13) | $145.30 | +7.6% | 高値比 -35.6%で推移 |
| アナリスト平均目標株価 | $242.22 | +79.4% | 現在値から上振れ期待 |
アナリスト目標株価は強気予想$800・弱気予想$62と非常に幅が広い。7/7にはNASDAQ100指数に組み入れられ、パッシブ資金の流入(推定43億ドル規模)を呼び込んだ。
売上高・税引前利益の推移(直近10年間)
売上高・営業利益の推移(FY2023〜FY2025、単位:10億ドル)
純利益の推移(FY2023〜FY2025、単位:10億ドル)
| FY2023 | FY2024 | FY2025 | Q1 2026 | |
|---|---|---|---|---|
| 売上高($B) | 10.39 | 14.02 | 18.67 | 4.69 |
| 粗利益($B) | 4.28 | 6.02 | 9.22 | ― |
| 営業利益($B) | 0.51 | 0.74 | -2.06 | -1.94 |
| 純利益($B) | -4.63 | 0.79 | -4.94 | ― |
出典:S-1/S-1A目論見書開示データ(xAI統合を反映した共通支配下企業結合としての遡及修正後の数値)。FY2025の営業損失・純損失は、2026年2月に統合したAI事業(xAI/Grok/X)の巨額投資(同事業単体で営業損失63.6億ドル)が主因で、Connectivity(Starlink)単体は営業利益44.2億ドルの黒字。TTM(2026年3月期まで)は売上高193.0億ドル・純損失93.6億ドル。上場企業としての四半期実績はまだ乏しく、次回四半期決算は2026年8月17日ごろに発表予定。
PERの推移(直近10年間)
バリュエーション参考指標(2026/7時点)
| 指標 | 値 | 備考 |
|---|---|---|
| 実績PER | N/A | TTM純損失のため算出不可 |
| 予想PER(Forward P/E) | 230.6倍 | 非GAAPベース、AI事業の先行投資を含む |
| TTM売上高 | $19.30B | 2026年3月期まで |
| TTM純損失 | -$9.36B | 同上 |
| 時価総額 | 約$1.93兆 | 2026/7時点 |
上場からまだ日が浅く、正式なEPS・PERの時系列算出に足る決算実績が十分に蓄積されていない。時価総額約1.93兆ドルという規模はTesla・NVIDIA等の巨大テック企業に匹敵する水準であり、市場はStarlink事業の将来的な収益力とStarshipによる次世代宇宙輸送インフラの独占的地位を相当程度織り込んだ評価をしていると考えられる。予想PER230.6倍という水準は、現時点でのAI事業(xAI統合)の先行投資による損失を除いた非GAAPベースの利益予想に基づくもので、解釈には注意が必要。
ROIC・WACC・ROEの推移(直近10年間)
| FY2023 | FY2024 | FY2025 | |
|---|---|---|---|
| ROE | N/A | N/A | N/A |
| ROIC | N/A | N/A | N/A |
| WACC(推定) | 巨額の設備投資(衛星製造・打ち上げインフラ・Starship・AIデータセンター)を伴う事業であり、資本コストは相応に高い水準にあると推測されるが、上場前の資本構成が非開示のため定量的な推定は困難 | ||
上場前は自己資本・投下資本の詳細な内訳が開示されておらず、ROE・ROICとも正確な算出は不可能。加えてFY2023・FY2025は純損失であるため、仮に自己資本額が判明してもROEはマイナス値となる。今後、上場企業として四半期・年次のバランスシートが開示されるにつれて、これらの指標の正確な時系列が構築可能になる見通し。Starlinkの黒字化進展とAI事業(xAI統合)の投資回収ペースが、今後の資本効率評価の鍵となる。
営業・投資・財務・フリーキャッシュフローの推移(直近10年間)
CF4種の方向性(IPO直後時点)
営業CF
非開示
投資CF
大幅流出
衛星・打ち上げ拠点・Starship
財務CF
+約$750億
IPO調達額
フリーCF
非開示
IPOにより約750〜858億ドル(グリーンシューオプション込み)という巨額の資金を新たに調達しており、財務キャッシュフローは大幅なプラスとなる見込み。非公開企業時代の詳細な営業キャッシュフローの時系列データは限定的にしか開示されていない。
設備投資(Capex)のセグメント別内訳(FY2025、総額約207億ドル)
AI事業(xAIのデータセンター・GPUインフラ投資)が全社設備投資の6割を占め、投資活動全体の重心が急速にAIコンピューティングへシフトしている点が特徴的。Q1 2026単体の設備投資は約101億ドルとさらに加速しており、投資活動では衛星製造・打ち上げ拠点の増強、Starship開発、Starlink衛星コンステレーションの拡張にも継続的に巨額の資本を投じている。