スナップショット
時価総額
約12.8兆円
2026/6/19 時点
PER(予想)
26.07倍
2026/6/19 時点
PBR
2.76倍
2026/6/19 時点
配当利回り
0.91%
2026/6 時点
売上高
5兆8,947億円
2026年3月期(+6.8%)
営業利益率
7.3%
2026年3月期
自己資本比率
59.0%
2026年3月期末
保有株数
―
ポートフォリオ未登録
事業ごと・国/エリアごとの売上高比率
セグメント別 売上高・営業利益(2026年3月期、単位:億円)
| セグメント | 売上高 | 営業利益 | 利益率 | 主な中身 |
|---|---|---|---|---|
| ライフ | 23,183 | 1,706 | 7.4% | 昇降機・空調・家庭電器 |
| インダストリー・モビリティ | 16,739 | 1,311 | 7.8% | FAシステム・自動車機器 |
| インフラ | 14,634 | 1,547 | 10.6% | 電力・交通・防衛宇宙 |
| セミコンダクター・デバイス | 2,871 | 475 | 16.5% | パワー半導体(SiC等) |
| デジタルイノベーション | 1,580 | 120 | 7.6% | Serendie等のDX事業 |
| その他 | 8,236 | 532 | 6.5% | ITソリューション等 |
| 連結(消去後) | 58,947 | 4,331 | 7.3% | ― |
セグメント合計はセグメント間取引の消去前のため、連結売上高とは一致しません。出典:The社史 セグメント業績(the-shashi.com/tse/6503/financials)、有価証券報告書。
地域別(2026年3月期)
収益構造の読み方
創業からの歴史
出典:The社史 三菱電機(the-shashi.com/tse/6503)、日経ビジネス、日刊工業新聞。
ミッション・ビジョン・バリュー
出典:三菱電機 サステナビリティ 社長メッセージ(mitsubishielectric.co.jp)、ASCII、MONOist。
現経営者の特徴・過去の実績(レジリエンスの観点)
出典:日経ビジネス(business.nikkei.com)、日本経済新聞、The社史 歴代社長。
直近決算の予想・ガイダンスに対する結果
2027年3月期 第1四半期(2026年4〜6月)実績と通期予想
| 指標 | 実績・予想 | 前年同期比 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 1Q 売上高 | 1兆4,971億円 | +14.0% | 大幅増収 |
| 1Q 営業利益 | 1,395億円 | +24.6% | 大幅増益 |
| 1Q 純利益 | 1,098億円 | +20.8% | 大幅増益 |
| 通期 純利益予想(修正後) | 4,950億円 | +21.4% | 上方修正(+4.2%) |
| 参考:FY26通期実績(2026年3月期) | 売上5兆8,947億円/営業4,331億円/純利益4,077億円 | +6.8%/+10.5%/+25.8% | 4期連続最高益 |
出典:三菱電機 2027年3月期第1四半期決算短信(mitsubishielectric.co.jp)、日本経済新聞、株探、オートメーション新聞(automation-news.jp)。
売上高・税引前利益の推移(直近10年間)
売上高・営業利益の推移(FY2017〜FY2026、3月期、単位:億円)
親会社所有者帰属当期純利益の推移(FY2017〜FY2026、単位:億円)
出典:The社史(the-shashi.com/tse/6503/financials、原データは有価証券報告書XBRL)。IFRS適用のため経常利益の開示はなく、本ページでは営業利益を掲載しています。
PERの推移(直近10年間)
PERの推移(各年3月期末実績、FY2022〜FY2026)
FY2017〜FY2021のPER実績値は無料公開データで連続系列を取得できなかったため、次回更新時に反映予定です(数値を推測で埋めることはしていません)。参考:IRBANKによれば2010年以降のPERレンジは8.9〜66.67倍。
出典:StockAnalysis(stockanalysis.com)、IRBANK(irbank.net/6503/per)。
ROIC・WACC・ROEの推移(直近10年間)
ROE(自己資本利益率)の推移(FY2017〜FY2026)
出典:The社史(the-shashi.com/tse/6503/financials)。FY18の11.7%をピークにFY23の6.9%まで低下し、そこから9.4%まで回復。ただし10年前の水準には戻っていない。自己資本比率が48.8%→59.0%へ上昇した(=分母が厚くなった)ことも、ROEが伸びにくい一因である。
ROIC・ROCE・ROAの推移
| 指標 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 | FY26 |
|---|---|---|---|---|---|
| ROIC | 7.60% | 6.94% | 7.65% | 8.34% | 8.99% |
| ROCE | 7.30% | 6.90% | 7.20% | 8.30% | 8.50% |
| ROA | 3.18% | 3.07% | 3.31% | 3.76% | 3.94% |
出典:StockAnalysis(stockanalysis.com/quote/tyo/6503/financials/ratios)。FY17〜FY21のROICは同ソースで無料公開されていないため、次回更新時に反映予定。
財務健全性(2026年3月期末)
現預金7,316億円を抱えるネットキャッシュ企業。自己資本比率は10年前の48.8%から59.0%まで上昇しており、財務の安全性は極めて高い一方、資本効率の観点では「使い切れていない」という指摘も受けやすい水準。
ROIC vs WACC(当サイト概算試算)
β1.0前後、無リスク金利1.5〜2.0%、ERP5〜6%、D/E0.08で概算するとWACCは6〜7.5%程度。ROIC9.0%とのスプレッドは1.5〜3ポイントしかない。改善傾向にはあるが「価値をぎりぎり生んでいる」水準であり、ここを二桁に乗せられるかが同社最大の経営課題である。WACCは公式開示がないため当サイトの概算試算です。
営業・投資・財務・フリーキャッシュフローの推移(直近10年間)
| 年度(単位:億円) | FY17 | FY18 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 | FY26 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 3,660 | 2,658 | 2,398 | 3,958 | 5,421 | 2,824 | 1,667 | 4,155 | 4,559 | 5,760 |
| 投資CF | -1,486 | -1,820 | -2,107 | -2,040 | -1,766 | -1,149 | -1,485 | -941 | -1,917 | -3,444 |
| 財務CF | -1,235 | -1,498 | -1,121 | -1,565 | -1,574 | -2,413 | -1,196 | -2,401 | -2,653 | -3,048 |
| フリーCF | 2,174 | 838 | 291 | 1,918 | 3,655 | 1,675 | 182 | 3,214 | 2,642 | 2,316 |
| 現預金残高 | 6,625 | 5,992 | 5,142 | 5,376 | 7,674 | 7,272 | 6,459 | 7,654 | 7,573 | 7,316 |
出典:The社史(the-shashi.com/tse/6503/financials、原データは有価証券報告書)。フリーCFは営業CF+投資CFで当サイトが算出。
直近の投資・M&A状況
出典:三菱電機「米国Nozomi Networks, Inc.の完全子会社化に関するお知らせ」(mitsubishielectric.co.jp)、MONOist、電波新聞デジタル、The社史。
主要事業ごとの成長性
成長ドライバーと課題領域
出典:オートメーション新聞、三菱電機 決算説明資料、The社史 セグメント業績。
競争優位性や業界内でのポジション
SCP理論からの分析(市場動向・規制リスク・業界トレンド)
Structure(市場構造)
Conduct(企業行動)
Performance(業界トレンド・帰結・規制リスク)
一方でリスクも明確である。規制・地政学:売上の半分が海外で、うち中国・アジアの比重が高い。米中対立の激化、対中半導体規制、輸出管理の強化は直接の下押し要因になる。防衛事業は政策変更リスクを常に抱える。シクリカル性:FA・半導体は在庫循環が激しく、上振れも下振れも大きい。コーポレートガバナンス:品質不正の再発は、業績以上に株価評価(PBR2.76倍というプレミアム)を直撃する。為替:円安が直近の利益を押し上げてきた分、円高反転時の減益要因になる。
これらの分析結果をもとにした現在の投資妙味
※本セクションは当サイトによる分析であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
今後の注目ポイントやリスク要因
注目ポイント
・FAシステム事業の受注動向(AI・半導体設備投資サイクルの持続性)
・パワー半導体(SiC)の増産投資と収益貢献のタイミング
・インフラ部門におけるデータセンター・再エネ・防衛関連受注の積み上がり
・ライフ部門(売上の4割・利益率7.4%)の収益性改善策
・Nozomi Networks買収(1,300億円)とSerendieの事業シナジー顕在化
・三菱電機モビリティ(自動車機器分社)の今後の資本政策
・ROICの二桁到達に向けた進捗(FY26は8.99%)
・自社株買い・増配など株主還元方針の継続性
リスク要因
・バリュエーション:PBR2.76倍・予想PER26倍と歴史的高水準。期待に届かない決算での下落余地が大きい
・地政学・規制:米中対立、対中半導体規制、輸出管理強化。海外売上比率50%超
・為替:円高反転による海外売上・利益の目減り
・品質不正の再発:2021年の不正は17拠点・197件に及び、追加判明が続いた経緯がある
・低い絶対収益性:営業利益率7.3%・ROIC9%は、ポートフォリオ改革が停滞すれば頭打ちになりうる
・低い配当利回り:0.91%と下値を支えるインカム効果がほぼない
・M&Aの統合リスク:のれんが1,047億円→3,008億円へ急増しており、減損リスクが従来より高まっている